登山の予備知識

登山の熱中症対策グッズ!おすすめの食べ物・飲み物は?

 

これから夏本番、山に登りたくなる季節ですね。

そんな夏の山で気をつけたいのが熱中症です。

 

毎年、夏になるとちまたでも熱中症で搬送される人が多いですよね。

特に野外スポーツでの熱中症率は高く、登山もその例外ではありません。

 

せっかくの登山、何ごともなく無事に登頂・下山したいはず。

そこで今回は登山の熱中症対策におすすめのグッズや食べ物・飲み物をご紹介します。

 

夏に登山へ行かれる方は参考にしてみてください。

 

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熱中症とは?

まずは熱中症について簡単に説明します。

 

高温下で大量の汗をかくと体内の水分や塩分を失い、体温調節がうまくできなくなってしまいます。

この体温調節がうまくできないことで起きるさまざまな体の不調が「熱中症」です。

 

熱中症になり体温調節ができなくなってしまうと体に熱がこもってしまい、最悪命の危険にさらされる恐れもあります。

年齢を問わず誰でも起こりうる病気ですが、特に小さい子供や60歳以上の高齢者は熱中症になるリスクが高いです。

熱中症だと分かったら、すぐに病院に行へ搬送する必要があります。

 

熱中症の4つのタイプと症状

熱中症といっても一つの症状だけではありません。

熱中症は「熱疲労」「熱けいれん」「熱失神」「熱射病」の4種類あり、それぞれ症状も異なります。

この中で最も重症かつ恐ろしいのが「熱射病」です。

 

熱疲労

熱疲労の主な症状は「軽い頭痛」「めまい」「吐き気」などです。

水分不足によって脱水症状や血圧の低下が進むことによって発症します。

 

こまめな休憩や水分補給をしっかりと行い、体に無理させないようにしましょう。

 

熱けいれん

大量に汗をかいたのに水分ばかりで塩分を補給しなかった場合に出やすい症状が熱けいれんです。

水ばかり飲んでいると血液中の塩分濃度が下がり、手足の筋肉の収縮が怒ります。これが熱けいれんの症状として現れるのです。

 

具体的には、手足の筋肉がピクピクとけいれんしたり、足がつったりする症状が出たら熱けいれんかもしれません。

水分補給だけでなく、塩分補給も忘れずに行いましょう。

 

熱失神

直射日光下で長時間活動していると、体にこもった熱を下げようと血管が拡張します。

血管の拡張にともない血圧が下がるため、めまいや立ちくらみ、失神を引き起こす恐れがあります。

熱失神は初期症状に気づかないことが多く、突然気を失いバタンと倒れてしまうケースが多いといいます。

 

涼しい場所へ移動し、体にこもった熱を逃がすようにしましょう。

 

熱射病(日射病)

熱中症の中でも最も危険で死亡リスクの高いのが熱射病です。

脱水症状が進んで体温調節機構が働かなくなると40度以上の高熱を引き起こします。

ひどくなると意識障害を引き起こし、言動がおかしくなったり意識を失うこともあります。

 

人間は体温が42度以上になると生命維持が困難になると言われています。

一刻を争うので、応急処置をしつつ速やかに救急搬送する必要があります。

 

登山における熱中症の恐ろしさ

熱中症は色んな場所で起こりうる病気ですが、特に登山においては注意が必要です。

登山中に熱中症になることの恐ろしさを以下3つ挙げます。

 

簡単に搬送できない

登山において最も心配なのが緊急時の搬送です。

街中と違って登山道は救急車が通れません。

 

そのため、人に担いでもらうかヘリを呼ぶしかありません。

ただ、ヘリは場所や気象条件によっては困難な場合があります。

 

さらに、携帯がつながらない、他の登山客も少ない場合、搬送は極めて困難になります。

 

処置が遅れて悪化しやすい

登山中に熱中症になってしまったら、どうしても搬送が遅れてしまいます。

もし適切な処置方法がわからないまま搬送を待っていた場合、処置が遅れて悪化してしまう恐れがあります。

 

救急車を呼べば数十分で来てくれる街中とは訳が違うことを認識しておきましょう。

 

二次災害が起きやすい

熱中症で一番気をつけたいのが二次災害です。

 

最初は熱中症だとなかなか気付かずに歩き続けていたら、突然めまいや立ちくらみで倒れてしまうこともあります。

登山道によっては岩場やハシゴ、手すりの無い橋など危険箇所もありますが、もしこのような危険箇所で意識を失ったらケガどころでは済まないかもしれません。

 

ちょっと疲れたなー、頭痛っぽいなー、と感じたらためらわずにすぐ休憩・水分補給をしましょう。

 

熱中症対策にもなる登山の基本装備

おすすめの熱中症対策グッズを紹介する前に、熱中症になりにくくする登山の基本装備について解説します。

 

アンダーフェア・パンツは速乾性のものを選ぶ

アンダーウェア(ベースレイヤー)とパンツは基本的に速乾性のものを選びましょう。

すぐに乾かないシャツやパンツだと汗でベタベタになり不快ですし、体内の蒸気が逃げにくいので熱がこもりやすくなります。

また、冷えると今度は体温を奪い、低体温症のリスクもあります。

 

こうした理由から、登山では汗を吸収しやすく乾きやすいウェアが必要なのです。

 

ザック(リュック)の背面は通気性の良いメッシュ素材のものを選ぶ

登山では思い荷物を背負って長時間歩き続けるため、どうしてもザックの背面に熱がこもってしまいます。

熱がこもってしまうのを防ぐため、ザックはなるべく背面がメッシュ生地になったものを選びましょう。

通気性が良く熱がこもらないだけでなく、背中が汗で蒸れにくいので登山中も快適です。

 

【初心者向け】失敗しない登山リュックの選び方!おすすめメーカーは?

 

登山でオススメの熱中症対策グッズ12選

続いては登山でおすすめの熱中症対策グッズを12個ご紹介します。

それぞれ、アイテム編と食べ物・飲み物編に分けてご紹介していきます。

 

熱中症対策におすすめのアイテム5選

①帽子(ハット)

 

登山では帽子は必須レベルのアイテムです。

直射日光を頭に浴び続けると熱を吸収して熱中症になりやすいからです。

 

帽子は熱中症対策だけでなく、日焼け対策にも有効です。

帽子はなるべくつばの広いモデルがおすすめですよ。

また、黒は熱を吸収しやすいので、なるべく明るい色が良いです。

 

②サングラス

 

サングラスは主に日焼け対策のイメージが強いですが、熱中症対策にも良いと言われています。

特に地上よりも日差しが強い山なので、地上よりも日光をまぶしく感じます。

日光がまぶしいと脳を刺激して、脳が興奮してしまいます。

 

興奮に伴う体温上昇を抑えるためにも、サングラスは非常に有効なんだとか。

確かに、サングラスをしていると気持ちが落ち着きますし。

 

③クールタオル

 

夏の登山では汗を大量にかくため、首もとにタオルが必要になります。

タオルを巻くなら、速乾性があり冷えの効果を持つクールタオルがおすすめです。

 

吸水性と速乾性があるので汗でベタつくことなく快適ですし、さらに冷感を長く保つので熱中症対策には抜群のアイテムでしょう。

 

④叩けば冷える瞬間冷却剤

 

体にこもった熱を冷ます方法として冷たい氷水があれば便利なのですが・・・

炎天下の中、氷など冷えたモノを持ち歩くのは困難ですよね。

 

そこで、いつでも使いたい時に冷やすことができる瞬間冷却剤がおすすめです。

冷却効果は10分程度と短いですが、一時的に体温を下げるのに効果的です。

 

⑤冷却スプレー

 

冷却グッズだとスプレーも便利です。

スプレーならいつでも手軽にスプレーして体を冷やすことができます。

 

服の上からそのままスプレーするだけでOK(肌に直接スプレーはNG)。

スプレーしてもすぐに乾いてサラサラになるので、冷感も維持しつつ快適さもキープされます。

 

メントールが苦手という方は、4つめにご紹介した冷却剤の方が良いかもしれません。

 

熱中症対策に最適な食べ物・飲み物7選

①塩あめ・クエン酸タブレット

熱中症対策の食べ物としてのポピュラーな塩あめ。

塩あめはあまり美味しくないイメージがありますが、最近の塩あめは味もさまざまで美味しいものもあります。

 

塩あめが苦手という方はラムネっぽいタブレットがおすすめです。

 

タブレットならすぐ噛んで食べられますし、塩分だけでなくクエン酸やブドウ糖、カルシウムなどが効率良く摂取できます。

それに、塩あめよりは美味しいですし(笑)

 

②ポカリスエット

 

熱中症対策の飲み物として最もポピュラーなポカリスエット。

他にもアクエリアスもスポーツ飲料として親しまれていますよね。

 

ここで、アクエリアスとポカリスエットだとどちらが良いの?という疑問が浮かぶかもしれません。

どちらでも大丈夫ですが、ポカリスエットの方がナトリウムが多く含まれているので登山ではポカリがおすすめです。

 

③経口補水液

 

最近、熱中症対策として注目されている飲み物が経口補水液です。

ポカリスエットに比べて電解質が多めに配合されている経口補水液は、味はしょっぱいですが軽度の脱水症状に陥ったときに効力を発揮してくれます。

健康な状態で塩分補給するポカリスエットに対し、経口補水液は症状が出始めてから飲むためのものなので用途が少し特殊です。

 

熱中症対策のかなめとして、ぜひ1本は持っておきたい飲み物です。

 

④おにぎり(しそ、梅干し入り)

しそや梅干しなど、塩分を入れたおにぎりを持っていくのもおすすめです。

塩分補給だけでなく、行動食としてエネルギー補給にもなります。

 

また、しそや梅干しには防腐効果もあるので、炎天下の山でも食材が痛みにくいメリットがあります。

前日までに作って冷蔵庫に入れておけば、当日すぐに持っていけるのでオススメです。

 

⑤塩むぎ茶

 

熱中症対策ドリンクとしてはポカリスエットやアクエリアス以外にも、塩むぎ茶というものがあります。

むぎ茶にはたくさんのミネラルが含まれており、大量の汗で失ったミネラル分をしっかり補給してくれます。

さらに、塩が加わることで塩分補給にもなります。

 

甘い飲み物が苦手という方には塩むぎ茶がオススメです。

 

⑥スポーツようかん

 

エネルギーと塩分を手軽にすばやく補給できる、スポーツようかんもおすすめです。

激しいスポーツ用に開発されたようかんで、1本でご飯1杯分(小)のエネルギーと0.14gの塩が摂取できます。

 

また、食べやすさも工夫されており、運動しながら片手でプッシュするだけで食べれるので非常に便利です。

賞味期限も1年以上と長いので行動食にも非常食にもなります。

 

⑦塩クッキー、塩キャラメルなど

 

塩が入ったお菓子などもおすすめです。

今はお菓子コーナーに行くと塩クッキーや塩キャラメルなど塩シリーズのお菓子がたくさん売っていますよね。

 

登山ではお菓子も楽しみのうちの一つ。楽しみながら熱中症対策もできるので一石二鳥です。

 

まとめ

以上、熱中症対策のおすすめグッズや飲み物・食べ物をご紹介しました。

夏に炎天下の中で長時間活動すると熱中症のリスクは当然高まります。

特に登山中の熱中症は搬送が困難なため非常に危険です。

 

熱中症にならないためにも、ぜひ本記事を参考に熱中症対策をしてくださいね。

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