屋久島は縄文杉ともののけ姫の森だけだと思っていませんか?
世界遺産だけあってどうしても縄文杉に目が行きがちですが、屋久島には他にも数え切れないほど魅力的な場所があるんです。
そんな中でも、ここだけは絶対に行くべき!というスポットはどこなのか。
今回は僕が実際に行った観光スポットも含め、「ここへ行けば間違いない!」とおすすめできる観光スポットを15個厳選してご紹介します。
レンタカーを借りて観光する方は必見ですよ。
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目次
絶対に外せない!屋久島で定番のトレッキングスポット3選
屋久島へ訪れる方は縄文杉や白谷雲水峡など、トレッキング目当ての方がほとんどなのではないでしょうか。
屋久島=縄文杉といわれるくらいですからね(笑)
つまり、屋久島行くならトレッキングは絶対に外せないイベントになるかと思います。
そこで、屋久島トレッキングで最もポピュラーな3コースをご紹介します。
コースタイムなどの詳細は関連記事をご覧ください(3コース分全てあります)

①縄文杉(荒川登山口〜縄文杉日帰りコース)

縄文杉トレッキングなしに屋久島は語れない、というほど定番中の定番コースです。
縄文杉トレッキングは往復約10時間の長丁場ですが、前半はほぼ平坦な道なので時間の割には楽です。
(個人的に富士山よりは楽だと感じます)
スタート地点の荒川登山口までは、屋久杉自然館にて専用のシャトルバスに乗り換えて行きます。
荒川登山口からは片道約5時間ほど歩いて縄文杉に到着します。

縄文杉といっても、周りに柵が設けられているので近くで見ることはできません。
ちょっと遠巻きなのであまり迫力を感じられないのが残念。
でも、達成感はありますよ。
また、縄文杉への道すがら、ウィルソン株とも出会えます。

ハート型の写真、有名ですよね。
ある角度で撮ると綺麗なハート型になるので、ぜひ試してみてください。

②白谷雲水峡(太鼓岩コース)

もののけ姫の森で有名なのが、こちらの白谷雲水峡です。
縄文杉に次いで人気のある定番コース。
あの緑が美しい苔むす森で親しまれていますが、実際に行ってみると本当に緑が美しくて感動もんですよ。
写真では伝わりません(僕が写真下手なだけかもww)
また、白谷雲水峡の最大の目的地がこちらの太鼓岩。

太鼓岩の上から屋久島の山々を180度見渡すことができ、まさに「絶景」。
岩の上で寝転がるのは至福のひとときです。
太鼓岩コースは往復で約4〜5時間と初心者でもお手軽に楽しむことができます。
また、苔むす森までコースだと所要時間が約2〜3時間なので、午前中の半日だけトレッキングをして帰ることもできます。

③宮之浦岳(淀川登山口〜宮之浦岳日帰りコース)

宮之浦岳は屋久島最高峰の山で、日本百名山の一つでもあります。
縄文杉では物足りないという方にはぜひおすすめしたいトレッキングコースです。
行きは淀川登山口から入り、花之江河を経由して山頂を目指します。
日帰りだと往復10時間超えの長丁場となるので、前日に淀川小屋(淀川登山口より約1時間)で宿泊してからアプローチしても良いでしょう。

個人的には縄文杉よりも宮之浦岳の方が圧倒的に感動しますし、達成感もあります。
また、縄文杉よりも人がだいぶ少ないので混雑の心配もほとんどありません。
※屋久島の山小屋は全て無人小屋なので、宿泊する場合は食料、寝袋、ヘッドライトなど宿泊用装備は必須です


余裕があったら行きたい!レンタカーで周る僕のおすすめ観光スポット12選
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もし旅行プランの中で、時間があったらぜひおすすめしたい観光スポットをご紹介します。
縄文杉や白谷雲水峡以外の観光スポットを周る場合、レンタカーがあると大変便利ですよ。

それではまいります。
①ヤクスギランド

ヤクスギランドは標高1,000〜1,300mに広がる自然休養林で、面積270haの広大な森に4つのコースがあります。
ここヤクスギランドでは推定樹齢1,000年を越える「屋久杉」や双子杉・くぐり杉などユニークな杉を間近で見学することができます。
全コース共通の場所にある千年杉、目の前から見上げると圧巻の迫力です。

短い2コースは木道が整備されているのでスニーカーでもOK。
長い2コースは登山道に入るためトレッキングシューズが必要です。
屋久杉をお手軽に見学したい方にはおすすめの観光スポットです。
>>公式サイトはこちら
②紀元杉
ヤクスギランドの駐車場をレンタカーでさらに奥へ進むこと約20分、見えてくるのは推定樹齢3,000年の紀元杉。
縄文杉に引けを取らない太さ、大きさで、かつ車で簡単にアクセスできることから多くの観光客が訪れる有名スポットです。
縄文杉と違い、手で触れることができるくらい目の前から見ることができるので、迫力のある写真も撮れますよ。
ヤクスギランドへ行ったついでに、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
③千尋の滝

屋久島は滝でも有名ですが、その有名滝の一つが「千尋の滝」です。
駐車場に車を停めて徒歩5分の展望台から見ることができます。
写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、滝の流量と横の岩肌は生で見るとものすごく圧倒されます。
もっと近くで見れたら良いのに・・・
というくらい遠いですが、それでも十分の迫力だと僕は思います。
また、駐車場にあるトイレ付近からアクセスできる別の展望台からも千尋の滝を見学できます。
ただ、こちらの展望台は滝よりも海がキレイです。

天気の良い日はベンチの上でお昼ごはんを食べるのも良いですね。
④トローキの滝

千尋の滝から車ですぐの場所にある、トローキの滝。
海に直接落ちる滝で、日本でも2ヶ所しかないと言われる大変珍しい滝といわれています。
アクセスは、ぽん・たん館というお土産店に車を停め、道路を挟んで反対側に展望台への入口があります。
5〜10分ほど進むと上のような写真が撮れる展望台に到着します。
結構遠いですが、周りの緑と上の赤い橋との風景が絶妙にマッチして、インスタ映えする写真が撮れますよ。
⑤尾之間温泉

屋久島の中でも最も源泉温度が熱いと言われているのが、こちらの尾之間温泉。
源泉の温度はなんと49℃もあるんだとか。
弱アルカリ性の源泉は治療効果だけでなくお肌もツルツルにしてくれます。
そんな魅惑の温泉を求め、日々地元の方や観光客で賑わっています。
料金は一人200円と安いですが、館内にはタオルや石鹸がないので持参する必要があります。
浴槽はとても広いとは言えないので、混雑時は待ちが発生するかもしれません。
外には足湯もあるので、お試しには良いかもしれませんよ。

⑥平内海中温泉

平内海中温泉は屋久島の南端にある、海に面したワイルドな天然露天風呂です。
満潮時は温泉が埋もれてしまうので、入浴できるのは干潮の前後2時間のみ。
そして、ここの露天風呂はなんと男女混浴!
しかも水着禁止!ただし、タオルは着用!
ただし、更衣室は無いので岩陰で着替える必要があります・・・
きっと、僕のような変態男子は「キレイな女性いないかな〜」なんて期待してしまうのではないでしょうか(笑)
さて、湯加減ですが、想像以上に熱いです。

尾之間温泉ほどまではいかないですが、それでも45℃くらいはあると感じました。
でも、最高に気持ちいいです。
天気が良ければ海も山も見渡せますし、夜なら満点の星空を眺めながらお湯につかれます。
ちょっと(いやかなり)勇気のいる温泉ですが、屋久島の秘湯なのでぜひ訪れてみてください。

⑦湯泊温泉

平内海中温泉はちょっと・・・
という方は、海中温泉近くにある湯泊温泉もおすすめです。
湯泊温泉は更衣室もありますし、一応男女の仕切りはあります。
まぁ、ほぼ意味ありませんがww
手前の浴槽は水着禁止ですが、奥に水着着用可の浴槽があるみたいなので、タオルは恥ずかしいという方でも安心です。
ただし、お湯の温度はぬるいです。
寒い日に行くと湯冷めしてしまうので、天気の良い温かい時間帯を狙っていくのがおすすめです。
⑧中間ガジュマル

屋久島にはガジュマルの木も広く分布していますが、とりわけ有名でインパクトのあるのが中間ガジュマルです。
ところで、NHKの番組を良く見る方なら、上の写真をどこかで見覚えはありませんか?
実はここ中間ガジュマルはNHKの連続テレビ小説「まんてん」のロケ地にもなった場所です。
「まんてん」を見たことがある方はすぐに分かったのではないでしょうか。
壁のようにどっしりと構えた姿と迫力に、思わず空いた口が塞がらないかもしれません。
メインはここだけですが、近くの海岸線からの眺めも良いので、周辺観光もおすすめですよ。
ガジュマルの奥には小さな喫茶店がありますので、中でランチやお茶しても良いですね。
⑨屋久島フルーツガーデン

中間ガジュマルから車ですぐの場所にある屋久島フルーツガーデン。
園内には約1,500〜2,000種類にも及ぶフルーツの木や植物が生い茂っており、まさにジャングルのようです。
入園料500円を支払うと、管理人(おじいちゃん)が園内を案内してくれます。
その後、園内で採れたフルーツの試食ができます。
僕が行った4月は柑橘系が中心でした。
たんかんは甘くてジューシーで最高に美味しい!

季節によって試食できるフルーツも変わるので、ぜひその旬のフルーツを味わってみてはいかがでしょうか。
⑩大川の滝

屋久島の滝の中でも最大級、かつ最も間近で見られるのが「大川の滝」です。
日本の滝100選にも選ばれている大川の滝は落差が88mと九州一の高さを誇ります。
そんな高さから豪快に滑り落ちる水しぶきを間近で見ることができるのが、ここの最大の魅力です。

近くまでいくと水しぶきと風圧をダイレクトに感じることができ、それだけで圧倒されそう。
ぜひ、この迫力と感動を味わってみてはいかがでしょうか。
⑪西部林道
屋久島の西部、大川の滝と永田いなか浜を結ぶ西部林道。
カーブの連続、車どうしがすれ違えないほど狭い道など険しい山道として有名ですが、ここでしか体験できないこともあります。
約15キロの間、ほとんど手が加わっていない原生林の森が続く西部林道は、野生のヤクシカとヤクサルの楽園。
至る所にヤクシカやヤクサルが現れ、道の真中を塞いでのんびり毛づくろいしているなんて姿も見られるかもしれません。
人目を気にすることなくのんびりしている姿には思わずほっこりとしてしまいます。
西部林道はそんなヤクシカやヤクサルに出会える、おすすめの観光スポットでもあります。
⑫永田いなか浜
永田いなか浜といえば日本一、そして世界有数のウミガメの産卵地として有名ですね。
毎年5月の中旬になるとウミガメの産卵が始まり、7月の中下旬からは子ガメの孵化も始まります。
シーズン中はウミガメ産卵・孵化の見学ツアーが開催されるので、時期が合ったらぜひ参加してみることをおすすめします。
また、永田いなか浜は海と砂がとてもキレイで美しいので、ウミガメのシーズンでなくても行く価値は十分にありますよ。
もし雨が降っちゃったら?

屋久島で一つ気がかりなことがあります。
そう、雨です。
年間降水量日本一の屋久島、1ヶ月で35日間雨が降るといわれている屋久島・・・
実際のところ晴れの日が多い屋久島ですが、
まさか自分が行くタイミングで雨が・・・
なんてことも考えられます。
雨でせっかくの屋久島旅行の計画が台無しになってしまったら悲しいですよね。
でも安心してください。
屋久島には雨でも楽しめる観光スポットがちゃんとあります。
そんな雨の日観光スポットを10個選んで下記記事にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ
以上、屋久島のおすすめ観光地をご紹介しました。いかがでしたか。
縄文杉や白谷雲水峡以外にもたくさん見て回る場所があることがお分かりいただけたかと思います。
お仕事などでなかなか休みが取れない方は滞在日数も限られてしまいますが、もし時間に余裕があるのでしたら今までご紹介してきた場所にもぜひ行ってみてはいかがでしょうか。