どうも、山好き旅好きなヒロキです。
今回は屋久島旅行2日目、縄文杉トレッキング1日個人ツアーの様子をご紹介していきます。
この日の天気は快晴で、本当に天気に恵まれた1日でした。
それでは、みていきましょう。
縄文杉へ行く方は参考にしてみてください。
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目次
宮之浦から荒川登山口までの移動方法

屋久島の朝はめちゃくちゃ早いです。
縄文杉トレッキングは往復8〜10時間を要するので、遅くとも朝6時には屋久杉自然館へ行きましょう。
バスで行く方は本数が限られているため、乗り過ごさないように気をつけましょう。
宮之浦バス停からだと、屋久杉自然館行きは4:04と4:48の2本のみです。
バスの料金は現金のみ。
バス車内では1,000円札以外は両替できないので、前日までに崩しておくと良いです。
また、前日に弁当を予約した場合は弁当も受け取る必要があります▼

「民宿いわかわ」は前日までに受付で予約すれば、当日の早朝に部屋番号のボックスに届けてくれます。
わざわざ弁当屋に取りにいかなくて良いので便利ですね。
バスが来たら整理券を取って乗り込みます。

宮之浦から屋久杉自然館までの所要時間は約40分、料金は940円です。

自然館に到着したら、荒川登山口行きのバスに乗り換えます。
荒川登山口行きのバスチケットを事前購入した方は、バスが来るまでスタッフに案内された場所で待ちます。

バスの乗車券をまだ買っていない方は、隣のチケット窓口にて購入できます▼

ただ、大型連休などの混雑時はスムーズに乗車するためにも事前購入しておくことを強くオススメします。
最寄りの観光センターで購入できます。

バスが到着したら、チケットの半券を切り離して乗車時にスタッフに渡します▼

大きい荷物のある方(縦走される方)はバス下のトランクに積み込みできます。
シャトルバスの車内はこんな感じ▼

観光バスみたいで快適でした。
荒川登山口までの所要時間は約35分です。
縄文杉トレッキング1日ツアー開始!

荒川登山口に到着したらいよいよトレッキングスタートです。
一応、縄文杉トレッキングの概要を載せておきます。
[st-midasibox title=”縄文杉トレッキングの基本情報” fontawesome=”” bordercolor=”#2E2EFE” color=”” bgcolor=”#EFFBFB” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
標高:約1,300m(登山口との標高差約700m)
所要時間:8〜10時間
難易度:[star2]
体力 :[star3]
[/st-midasibox]
と、その前にいくつか確認項目があるのでチェックしておきましょう。
登山前にやっておくこと
登山を始める前に、下記4つのことを済ませておきましょう。
- 準備体操
- 登山届の提出
- トイレに行っておく
- 帰りのバス時刻の確認
登山、トレッキングにおいて準備体操は命といわれるほど重要です。
柔軟体操せずにいくと体を痛めやすいだけでなく、ふと躓いたりした時にケガをするリスクが大きくなります。
無事下山するためにも、翌日に響かないようにするためにも、準備体操は必ず行いましょう。
続いて登山届の提出です。
トレッキングツアーに参加する方は必要ありませんが、個人で行く方は必須です。
登山届は遭難時の捜索をよりスムーズに行うための重要な書類です。
前半はトロッコ道なので簡単ですが、後半になると本格的な登山道となります。
誤って違うルートに行ってしまい遭難する恐れがあるので、必ず提出しましょう。

登山届は引き出しから取り出して記入後、ボックス内に投函します。

観光センターなどで事前に入手&提出もできます。
続いてトイレについて。
登山口の建屋には更衣室とトイレがあります。

登山道にはいくつかトイレがありますが、数も限られているため早めに済ませておきましょう。
最後に帰りのバスの時刻の確認をしておきましょう。

帰りのバスは15:00発、最終便が18:00で30分間隔で出ています(6月と11月は最終便が17:00まで)。
特に最終バスに乗り遅れると帰れなくなってしまう恐れがあるので、時間配分には注意しましょう。
荒川登山口から縄文杉まで(約5時間)
荒川登山口から縄文杉までの所要時間は約5時間です。
ツアーで行かれる方は約5時間が目安で、個人で早い方だと約4時間が目安です。
ただし、混雑具合によっては+1時間は見たほうが良いでしょう。
荒川登山口〜大株歩道入り口(約2.5時間)

6:15、荒川登山口のトロッコ鉄道のあるところから登山スタートです。
基本的に前半の2時間はずっとトロッコ道を歩いていきます。

歩き始めてすぐに分岐点があります。
看板にも書いてありますが、この先は進めませんので注意しましょう。

レールを左に曲がった先の橋を渡ります。

橋を渡るとトンネルがあります。
ちょっとワクワクするトンネルですね。

トンネルをすぐ抜けたら、しばらくトロッコ道が続きます。

途中、山桜っぽい花が咲いていました。

癒やされますね。
しばらく歩くとトロッコの橋があります。
こちらの橋、いきなり難関登場です。

幅も狭く手すりも無い橋なので、慎重に渡りましょう。
高所恐怖症の方には辛い試練かもしれません。
無事のりこえたらそのまま進みます。
途中、渋滞に巻き込まれる(笑)

4月はまだ少ない方ですが、これが連休中や夏休みだと数百人の列ができることもあるそうです(笑)
7:00ごろ、小杉谷休憩舎に到着。

疲れた体をここで一休みさせます。
そして、トロッコ道の再開!

最初はトロッコ道にテンション上がっていた僕ですが、30分が過ぎたころからだんだん飽きてきました(笑)
7:25、楠川分岐に到着。

この分岐を右に行くと白谷雲水峡に行けます。

結構多いのが、白谷雲水峡から楠川分岐を経て縄文杉まで行くパターンです。
僕も5年前行った時は、白谷雲水峡から入って縄文杉、宮之浦岳、花之江河、淀川登山口のように縦走しました。
楠川分岐から5分歩いたところにトイレがあります。

正面右手には水場があります。
ここで水を汲むことができます。

8:20、いよいよ大株歩道入り口に到着です。

トロッコ道はここでようやく終了。
この大株歩道入り口からは本格的な登山道となります。
トイレはここがラストです。

この大株歩道入り口から縄文杉の往復約4時間、トイレがないのでここで済ませてから行きましょう。
(正確に言うと、携帯トイレブースという簡易トイレならありますが、携帯トイレの持参が必要です)
水場も利用できます。

大株歩道入り口〜ウィルソン株(約30分)

8:25、大株歩道入り口からスタート。
これまではほぼ平坦な道のりで楽でしたが、大株歩道入り口から一気に急勾配となります。
急な階段の連続、階段がない不安定な登山道がしばらく続きます。

この辺りは登山靴がないと厳しいです。ないと足を痛めます。

また、前日雨だと道がぬかるんでグチョグチョになっていることがあります。

スニーカーなら一瞬で浸水ですね(笑)
それにしても、大株歩道入り口からより大きな杉が姿を現しはじめました。

扇が地面に刺さったような杉「扇杉」。

8:50、ウィルソン株に到着です。
ウィルソン株といえば、ハート型の写真が撮れる株で有名ですよね。

目の前で見ると迫力満点です。
中は結構広く、向かって左手に神棚があります。

ハート型の写真が撮れる場所は向かって右手にあります。
ちょうどピンクのシャツの女性が座っているところです。

この真中にある石に座りながら上を眺めるのがポイントです。

この場所から見るとこんな風に見えます▼

本当に綺麗なハート型に見えますね。
個人的には縄文杉よりも好きです(笑)
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ウィルソン株〜縄文杉(約1.5時間)

10分ほど休憩&写真撮影して、9:00にウィルソン株をスタート。
ここからも険しい(?)登山道が続きます。

とは言うものの、全体的に木道が整備されていて歩きやすいです。

途中、なにやらテントらしきものが。

実はこれ、携帯トイレブースです。
大株歩道入り口から縄文杉まで普通のトイレはありませんが、このような携帯トイレブースが2箇所あります。
ただし、携帯トイレ(用を足す用のゴミ袋と消臭剤のセット)を事前に買っておかないと使えません。
(携帯トイレで用を足したら、そのブツも持ち帰らないといけません笑)
ウィルソン株から1時間ほど歩くと大王杉が現れます。
(僕は30分で着いちゃいました)

大王杉も幹が太くなかなかの迫力があります。

大王杉から少し歩くと、いよいよ世界自然遺産地域に入ります。

続いては夫婦杉の登場です。

前方2本の杉が仲良く抱き合っているように見えることから、夫婦杉と呼ばれるようになったと勝手に思っています(笑)
こちら木がトンネルのような形をしていて面白い▼

縄文杉まであと一踏ん張り、の階段。

ここまで来ればあと5分で縄文杉です。

縄文杉を見た後にここでご飯食べたりできます。
縄文杉の看板を目指して先へ進むと…

ついに到着しました。
縄文杉展望台の階段。

北側デッキと南側デッキがありますが、写真撮るなら南側からの方が良いかもしれません。

縄文杉、周囲が16.4mとめちゃくちゃ太いですね。

展望デッキから離れているのでちょっと分かりにくいかもしれませんが。

直接触ることができないのは残念ですが、世界自然遺産なので仕方ありませんね。
記念撮影で我慢しましょう。

縄文杉見学が終わったら、先ほど通ったベンチに移動して昼食タイム。
(縄文杉の展望デッキでは飲食禁止です)

宮之浦にある島むすびという弁当屋。
ボリュームがあって美味しい!!

美味しい弁当の匂いを嗅ぎつけて、野生のヤクシカがやってきました。

登山道にはヤクシカがたまにいるので、これもひとつの見どころですね。
縄文杉から荒川登山口へ下山(約4時間)
縄文杉へ行く方のほとんどは荒川登山口へ下山すると思います。
帰りの所要時間は、混雑具合にもよりますがだいたい4時間くらいです。
登山でキツいのは行きよりも帰りです。
「登る方が体力的にキツいんじゃない?」
「下りならスイスイいけて楽勝じゃん」
って思うかもしれませんが、下りは体力よりも足にモロきます。
さらに足が疲れてくると躓きやすくなり、ケガもしやすくなります。
帰りもあまり無理しないように、適度に休憩をとって下山しましょう。
下山後、荒川登山口から屋久杉自然館行きのバスは15:00から30分ごとに運行しています。

宮之浦からバスで来ている方は、あまり遅くなると乗り継ぎのバスがなくなってしまう恐れがあるので時間配分には注意しましょう。
ただし、ツアーで来ている方は送迎してもらえるはずなので安心でしょう。
ちなみに、僕が下山した時間は14:15です。往復8時間ですね。
15:00のバスに乗れれば、宮之浦には17時前には着けるでしょう。
(バスの本数が少なくて乗り継ぎに時間がかかるため、自然館までレンタカーで行った方が良いかも)
夕食は宮之浦で有名な「若大将」にて

さて、この日はたくさん歩いて疲れたので自分へのご褒美ということで、宮之浦で有名と言われる海鮮居酒屋へ行くことに。
その名も「若大将」。

店内はそれほど広くありませんが、店員さんとの距離が近くアットホームな雰囲気が売りです。

お品書きは以下の通り。

メインは地魚を使った料理が多いです。

最後の顔写真が若大将の顔です(笑)

若大将自らカウンターに立って調理します。
実はこの店の若大将は漁師をやっていて、朝とってきた魚をその日のうちに調理するんだそうです。

とりあえず、ビールで乾杯。

疲れた体にキンキンに冷えたビールがしみる〜っ!!
魚料理がとにかくうまい!ヤクシカの握りも絶品!
さて、メインの料理は何にしようか本当に悩むほど、珍しい地魚料理が豊富にあります。
そういう時は、
- まわりのお客さんが頼んでいる料理を注文する
- 若大将に直接聞く
の2択。
その結果、僕が頼んだ料理は、
- トビウオの唐揚げ
- 刺し身の盛り合わせ
- ヤクシカの握り
- 海鮮お茶漬け
の4種です。
ひとつひとつ見ていきましょう。
まずはトビウオの唐揚げ▼

ヒレが羽のように広がっているのが特徴で、大きさも意外と大きいです。
例えるならば、500mlのペットボトルくらいのサイズあります。
トビウオの唐揚げは身だけでなく、羽の部分も食べることができます。
若大将いわく、頭と羽が一番美味しいとのこと。
確かに、羽はせんべいみたいでクセになる美味しさでした。ビールに本当よく合います。
続いては刺し身の盛り合わせ▼

刺し身は1人前で5種類出ました。
この日はカンパチ、マダイ、トビウオ、シマアジ、スマガツオでした。
全部屋久島でその日にとれた魚。
身がぷりっぷりで歯ごたえ抜群!お酒が止まりません(笑)
途中、屋久島限定の焼酎を注文しました。

続いては、ヤクシカの握り▼

屋久島に来たらヤクシカは食べろ、と言われるくらい鹿肉は有名です。
ヤクシカの握りは4貫で1,000円ですが、食べる価値ありです。
生しょうがとレモン汁でさっぱり頂いてもよし、ごま油入り塩ダレにつけて食べるもよし。
(ごま油入り塩ダレも付いてきます)
今回、人生初めて鹿肉を食べましたが、臭みが全く無く柔らな食感で食べやすかったです。
ごま塩ダレにつけて食べるとほっぺたが落ちるほどうまい!
この味は忘れられません。
「若大将」の一番の名物は地魚をふんだんに使った「茶漬け」
実は後から知った話、「若大将」で一番のおすすめは「茶漬け」なんです。
なんと、このお茶漬け目当てにわざわざ「若大将」に訪れるお客さんも多いんだそうです。
最初は目にも留まなかった茶漬けですが、店員さんが「これは食べたほうが良い!」と強くオススメしてくれたので迷わず注文しました。
そのお茶漬けがこちら▼

その日にとれた魚のネタ全てを使った海鮮茶漬けです。
永谷園の鮭茶漬けをイメージしていた僕にとっては衝撃のクオリティでした(笑)
魚ひとつひとつの身が大きくてぷりっぷりです。

魚のダシが効いていて汁も美味しく、あっという間に完食してしまいました。
お茶碗のセンスもいいですね。

材料がなくなり次第終了なので、早めに行って注文するか、事前に電話等でお茶漬けを予約しておくと良いそうですよ。
[st-midasibox title=”若大将の基本情報” fontawesome=”fas fa-home” bordercolor=”#FE9A2E” color=”” bgcolor=”#FBF5EF” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
営業時間:18:00〜0:00
定休日:日曜日
アクセス方法:Googleマップで見る
TEL:0997-42-0161
[/st-midasibox]
以上、今日も幸せな1日でした。